“食事“について考えよう!

皆さんこんにちは。アスリートフードマイスターの砂田真緒です。

関東でも梅雨の匂いを感じる日々が増えてきましたね!

さて 今月は改めて“食事“そのものにフォーカスを当てていきたいと思います。

“食事“とは食べ物を口に入れるだけ、ではありませんよね!

食べ物を食べるまで、そして食べた後(消化・吸収・排泄)のプロセスを含めて、私たちの体と心を作る

“食事“について今一度考えてみましょう。

食べ物を食べるまで

まずは食べ物を食べ始める前から食事はスタートです!

五感を使って食事に向き合うための3つのポイントをお伝えします。

 

身の回りを清潔にしよう!

食卓の上に散らばった調理器具や食事と関係の無いものは、食事を始める前に片付けてしまいましょう!その時の食事に集中できる環境を整えることが大切です。

整頓ができたら、清潔な布巾でさっと食卓を拭き取りましょう。

そしてもちろん、自分自身の手指も清潔に洗い流してから美味しい食事のスタートです!

テレビやスマホはできる限りOFFにしよう!

食事中にテレビがついていたり、スマホで動画を見ながらの食事…

ついついやりたくなってしまいますが、どうしてもそちらに気が取られ、食事本来を楽しむこと・集中力が薄れてしまいます。

食事の際はできるだけそれらをOFFにして食事そのものを楽しむようにしましょう!

姿勢を整え“いただきます“

食卓に並ぶ料理のもとを辿れば、多くの動物や植物の命をいただいていることがわかります。私たちが毎日を健康に元気に過ごせるための美味しい食事に感謝を示す意味が込められた大切な言葉ですね。

急いでいる時でも “いただきます“を忘れずに正しい姿勢でいただきましょう!

 

次は、食べ物を口に入れた後のことをお子様と一緒に考えていきましょう!

食べ物を食べた後の体で起きていることを知り、その食べ物をしっかり消化・吸収・排泄出来るようになることは、食べ物の内容と同じくらい重要です!

 

内臓と消化のプロセス

“消化“ のプロセスは口の中から始まっています。

口の中で細かく砕かれて唾液と混ざり合った食べ物は食道を通って胃に運ばれます。胃の中で食べ物は胃液と混ざり、さらにドロドロの状態になり小腸へと運ばれていきます。

消化“を機能させるにはどのような点に気をつけたら良いでしょうか?

姿勢を整えて食べる

前述の通り、口の中に入った食べ物は食道を通って胃に運ばれて消化されるため

姿勢の悪い状態で食べることで内臓が圧迫されてしまい消化不良を引き起こす可能性も…

横や下を向いたまま食べる、体が捻れた状態で食べることを避けて、姿勢を整えて食べましょう!

よく噛んで食べる

食べ物をよく噛むことで、個体状の食べ物を細かく砕くことのほか、消化酵素のの含まれる唾液の分泌を促します。

反対にあまり噛まずに飲み込むと胃が消化するのに負担がかかり消化不良を起こすきっかけになります。

一口30回〜を目安によく噛んで食べるようにしましょう!

消化し終えてから食べる

 

一食分の食事を消化し終えるまでには大体4〜5時間ほどかかります(内容や量によっても異なります)

 

お腹が空いたなぁと感じたときが次の食事の食べどきです!

お腹がいっぱいの状態のまま食事を繰り返していないか?食事のスケジュールやおやつの量を今一度振り返ってみてくださいね!

 

吸収〜排泄・腸の働き

小腸では、食べ物が最終的に消化され体内に栄養素を取り込む“吸収“が行われます。

小腸で栄養素を吸収されたのち、大腸では水分を吸収され便となって“排泄“されます。

“腸“は第二の脳と謳われるほど人の感情や体調に大きく結びついていると言われているため腸の働きを整えておくことは心身の健康を保つ上で大切な要素の一つです!

そんな腸の働きをしっかり機能させるポイントを確認しましょう!

生活リズムを整える

過度なストレスや睡眠不足などによる自律神経の乱れは腸の働きを鈍らせることに繋がります

十分な睡眠時間を取ることに加え早寝早起きを心がけることや適度な運動を取り入れることで、生活リズムを整えることが大切です!

朝一番にコップ一杯のお水

起きたての身体を目覚めさせ、腸に程よい刺激を与えてくれます

また便の柔らかさを保つために日頃の水分補給も大切ですが、一気にがぶ飲みしてしまうのも胃腸の働きを弱めることに繋がります。

1日の中で出来るだけこまめにコップ一杯ずつのお水をとるように心がけましょう!

腸内環境を整える食生活

動物性食品(肉・卵・乳製品など)に偏った食生活は腸内環境を乱す原因となりますので、」

まず第一にバランスよく様々な食品を食べること。

その上で 食物繊維の多く含まれる海藻類やキノコ類その他お野菜類も日常の食生活の中に取り入れていきましょう!

排泄物は汚いもの!?

食べ物を食べた後の最終プロセスが “排泄“(排便)ですね!

皆さんは日々自分の尿や便をチェックしていますでしょうか?

小学生のお子さまの中ではこうした自分の排泄物は汚いもの・恥ずかしいものというイメージを持っている方も多いかもしれません。

ですが実際にはこうした排泄物は私たちの体調のバロメーターとなりますので、日々観察をしてあげると良いでしょう!

例えば便秘や下痢が続いている…というときは、今一度消化〜排泄のプロセスがうまくいっているか立ち返る必要があります。

食べ物の消化・吸収・排泄のプロセスがスムーズに行えることで初めて、食事から私たちの体が作られ機能していくからです!

同様に便がコロコロして硬い場合や尿の色がとても濃い場合などは、水分の摂取量が不足しているという体からのサインですので、いつもよりコップ1〜2杯多めに水分をとる必要があります。

このように、私たちの身体の外に出る排泄物はそこから体調をはかることのできる大切な通知表のようなものです。

日々身体からのサインを観察しそれに沿って生活を改善しましょう!

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