気をつけたい“食べ合わせ“

皆さんこんにちは!アスリートフードマイスターの砂田真緒です。

本格的に梅雨入りしてジメジメした日が続いていますが、お変わりございませんでしょうか。

さて、今回は 知っておきたい食べ合わせについて“消化“の観点からご紹介したいと思います!

前回の記事では、“食事“とは食べ物を口に入れるだけでなく、その人の身体の中で消化・吸収・排出されるまでのプロセスまでが大変重要だということをお伝えしました。

普段何気なく食べている食材の中でも、“栄養価が高いから““体に良いから“と思って選んだものでも、食べ合わせを間違えてしまうと体内で毒素(未消化物)ともなり得るということをご存知でしょうか?

 

消化不良の原因に!? 牛乳×塩味・酸味の組み合わせ

食べ合わせに気をつけたい食材の代表例の一つが牛乳です!

牛乳と、魚料理・肉料理などの塩味の強い食べものや、酸味の強い果物などとを一緒に食べると、体の中で毒素を生み出しやすく消化の妨げになってしまうことに。時々なら良いですが、体が弱っている時や疲れている際にはこうした食べ合わせを控えるようにすると良いでしょう。

こうした理由から、食事中に牛乳を飲むのは実はあまりオススメではないですが、牛乳自体は体に滋養を与えてくれてカルシウムも豊富なので、成長期のお子様は日常に取り入れたい食品ですよね。

そこでオススメなのが、夕食を食べてしばらく経った後のお休み前や、学校から帰ってきた夕方のおやつタイムに温めて飲む“ホットミルク“

冷たい牛乳をガブガブ飲むよりも胃腸の負担になりにくく、お休み前のリラックス効果も高めてくれるでしょう!

 

消化不良の原因に!? フルーツ×穀類・揚げ物・その他の食べもの

メロンやスイカが美味しい季節になってきました。食後のデザートに召し上がる方も多いかもしれませんね。

本来こうした熟れた果物は他の食べものに比べて消化にかかる時間が早いのですが、一緒に食べてしまうことで未消化のまま体内に残り、消化不良を引き起こすきっかけとなってしまいます。

多くの果物は同様に他の食べものとの食べ合わせがさほどよくありません。

朝ごはんやおやつの時間に単体で食べる、または食後30分前までに食べ終えるのがオススメです!とはいえたまに食後や食中に食べる程度は問題ありませんので、その際は美味しく味わっていただきましょう!

 

続いては反対に、消化の負担になりやすい食べものと一緒に食べることで、消化しやすくしてくれる、嬉しい食べ合わせについてご紹介していきたいと思います!

特にこれから夏場にかけては消化の力が落ちやすくなります。美味しく健康に食べるために食べ合わせを意識してみましょう!

 

消化を助けてくれる! お肉やお魚×レモン・ライム・かぼすを絞って食べる

果物は単体で食べるのがオススメと上記でご紹介しましたが、レモンやライム、かぼすを絞ることで胃酸の分泌を助けてくれるので、お肉やお魚など消化に重たい食事に少量加えてあげることで消化促進につながります。

味がさわやかになるだけでなく、体に優しく食べるための先人の知恵が含まれている食べ合わせですね!

 

消化を助けてくれる! 生もの×大葉・生姜・ネギなどの薬味

昔からお寿司やお刺身にはガリやわさびが添えてあり、日本人の私たちにとっては特に馴染み深い習慣だと思います。

実はこれも、味わいを引き立ててくれるだけでなく、本来消化しにくい生ものを消化しやすくするための知恵が隠されているのです。

生ものを食べる時には、辛みのある味や“薬味“も一緒に添えたり、お子様でも食べやすい味噌汁や副菜に加えるといったアレンジを是非してみてくださいね!

また、こうした生ものは消化に負担がかかりやすいので、疲れている時や体調が優れない時、大事な試合や試験の前は避けるようにし、元気な時に美味しくいただくとよいでしょう!

 

以上のような食べ合わせに少し意識を向け、毎日の食事をより体に嬉しくいただきましょう!

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